スノースケープ・2000年度活動報告  
報告者・浜口 徹 2000,9.9

クラブ発足の過程
クラブ運営方針
クラブ員の状況と行事報告
クラブ傷害事故報告
インターネットの利用状況
来シーズンに向けて

スノースケープ(SAT No.650 - SnowScape)の初めてのシーズンが終わりました。総じて、まずまずの活動状況だったように思います。そこで、今年度を振返り、来シーズンへ向けての一区切りとしてその活動報告をまとめました。

クラブ発足の過程

中央スキークラブ(SAT N0.466)(以下、中央SC)の活動の中で、1996年以来、インターネットにクラブ紹介HomePageを載せたところ数名が参加を希望するメールを寄せてきました。それまでの中央SCの新規クラブ員は友人や会社の同僚など、クラブ員の親しい関係者がクラブ員になっていた事に比べ、Internet経由で参加した人達は、Internet's(インターネットにより集まったクラブ員をこう呼ばれる様になった)として暗黙の区別をされる様になってしまいました。この原因には、Internet's第1号であった某氏がうまくクラブに馴染めなかった事が原因だったと思われます。その反省から、Internetによる募集のように不特定多数に対する勧誘の難しさを感じ、個人のスキーと社会人クラブの中でのスキー活動のギャップを解消するために、1998年度、クラブ行事の合間を見て所謂Internet'sの諸君をクラブ活動に馴染めるような中間段階のスキートレーニングを試みとして行いました。

Internet's諸君はメールでの誘いに積極的に参加してくれたのに加え、木村がテクニカルに早くも合格した事から、新クラブ発足の意見が私自身の中で、またInternet's諸君の中から聞こえるようになり、これら若者達の素質、将来性と、Internetを利用した新しい形態のスキークラブ運営の可能性を考えて新クラブ発足に向けてスタートしました。

発起人は、1999年度に所属していた5名のクラブ員(浜口、木村、小倉、土岐、山迫)です。1999年9月4日(土)、保証団体として中央SC新会長・植村氏の同席を得て、理事会で仮承認を得、1999年10月30日(土)の評議員会で東京都スキー連盟所属の加盟団体(No.650)として正式承認されました。

クラブ運営方針

運営方針は発起人諸君とシーズンインの Staff Meeting で論議しまたが、雪上合宿を除き、やはり中央SCでの経験から私の一方的な方針となったように思いますが、発起1年目としてはこれで良しとする事とし、将来にわたって新しい考え、意見を取り入れて行く事としました。以下に主な点をまとめました。

  1. 活動指向

    技術指向 - スキー技術の向上を目的として、一人一人が技術目標・レベル目標を持つ。たとえば、2級所持者は1級を、1級所持者はテクニカルを、テクニカル所持者はクラウン・準指を目指す。

  2. クラブ員数

    B団体の最低人数である30名を維持する。クラブの基盤が出来るまで積極的にクラブ員を増やす事はしないが、家族・友人・会社の同僚・他クラブの知人の参加を期待する。

  3. 行事案内・告知・広報活動

    連絡は全て Internet Mail を利用する。即ち、クラブ員の条件として Mail Address を持っている事が必要となる。また、行事の案内や告知は掲示板(BBS)、ホームページを利用する。

  4. 郵送

    郵送費の節約と手間を省くために、郵送は「SAJ/SAT登録証」などとして、最小限にとどめる。

  5. ホームゲレンデ

    尾瀬岩鞍スキーリゾートをホームゲレンデとして利用し、「ロッジ・チャティ」を常宿とする。

  6. 雪上行事

    12月から3月まで、月1回の合宿をホームケレンデで企画する。また、デモ講習を企画して、他クラブとの交流、新しい仲間の勧誘を積極的に行う。

  7. スキー以外の活動

    オフトレ、オフ企画を行う。オフトレとしてはすでにインラインスケートを別チームとして活動している。また、将来スノーボーダー・グラススキーなどを取り込んで行きたい。

クラブ員の状況と行事報告

クラブ員総数は30名。内、SAT/SAJ登録者は16名。創設初年度の運営スタッフ構成、有資格者と今年度の資格・級別テスト・プライス合格者は次の通りです。

運営スタッフ

Chairman(会長)浜口 徹
Director(理事長)木村亮太
Manager(会計)宮 美也子
Staff小倉洋人
Staff山迫 洋
Staff土岐 望
SAJ/SAT有資格者

浜口 徹基礎スキー指導員・B級公認検定員・公認パトロール・テクニカルプライズ
木村亮太基礎スキー準指導員(3月・車山会場にて合格)・C級公認検定員・テクニカルプライズ
今年度のプライズ・級別テスト合格者

香西伸治テクニカルプライズ(2月・岩鞍スキーリゾート・吉野一芳[主検])
川辺康史1級(1月・丸沼高原・星野伊三夫[主検])
土岐 望2級(2月・ノルン・山崎操[主検])
今年度の行事

行   事日 程場  所人数講  師
12月デモ合宿1999.12.26/27/28岩鞍スキーリゾート18名 滝沢デモ・竹鼻デモ・浜口
1月合宿2000.1.22/23岩鞍スキーリゾート15名 栗原指導員・浜口
2月デモ合宿2000.2.5/6/7岩鞍スキーリゾート17名 滝沢デモ・栗原指導員・浜口
3月合宿2000.3.18/19岩鞍スキーリゾート14名 浜口
4月合宿2000.4.8/9岩鞍スキーリゾート10名 木村
5月準指合格祝賀会2000.5.20「まぐろ家さん」茅場町店13名
6月オフトレ・登山2000.6.16/17/18上高地 - 涸沢3名
7月ラフティング・バーベキュー2000.7.9長瀞 Canex10名

クラブ傷害事故報告

傷害報告

雪上行事での傷害に関する注意・報告義務を担当Staffに予め要求していなかったため、報告としては上がってきていません。来シーズンから会計報告と共に報告していただく事にします。私が把握しているものをまとめました。

行事傷害者発 生 状 況
12月合宿  無  
1月合宿  無  
2月合宿 某 康史合宿2日目に発熱。インフルエンザか?二晩隣りで寝た某Chairmanは何とも無かったため、1日目のこぶ急斜面での前方1回転をビデオに撮られたショック症状だと思われる。2日目の午後からチャティのお布団の中。
 某 準指受験生右足首を捻った。本人の申告が無かったため、準指合格するまで判らず。不合格になった時の言い訳にしたくなかったとの事。
3月合宿 某 Chairman右膝内足側副靭帯を損傷。昼食直後のフリー滑走中。気温が高く解けた緩斜面でカービング中回りの練習中に、外足の角付けがターン後半になっても抜けずに膝を支点にして転倒。クラブ行事中のケガで申し訳ありませんでした。
 某 指導員
 (外部依頼)
講師を依頼していたが、前日のポールでケガ。金曜日の夕方になって連絡が入り、頼みにしていた講師が欠となってしまった。指導員不足が身にしみた事件。皆、準指を目指そう!

傷害保険

シーズン前に各自の責任において加入する事を伝えたのですが、結果として全員の保険加入が実現しませんでした。やはり、クラブでまとめて加入する方がいいとした意見も出て、来シーズンからクラブ加入保険を検討する事になりました。

救急箱の設置

救急箱をチャティに常設しました。クラブとしての初めてのシーズンと言う事もあり、予算を取って薬品・備品購入が出来なかったために持ち寄りになりました。来シーズンは充実できる事と思います。

インターネットの利用状況

クラブ広報活動、企画掲示、連絡などはインターネットを利用しました。また、クラブ員に対する連絡・意見交換の為の掲示板、メーリングリストを用意しましたが、まだクラブ員全員が有効利用する所まで行きませんでした。利用しやすい状況を作る為に、ホームページのアップデイトを頻繁に行い、多くのクラブ員・友人の掲示板などの書き込みが増加するような対策を講じて行きたいと考えています。
公式ホームページhttp://www.geocities.co.jp/Athlete/4462/snowscape.htm
公式掲示板(BBS)http://www62.tcup.com/6209/snosca.html
活動情報ホームページhttp://www.win.ne.jp/~thama/ss_idx.html
クラブ員メーリングリストsnowscape@isize.egroups.co.jp
予定・クラブの友人メーリングリストss-friends@isize.egroups.co.jp
「6月の上高地・涸沢登山の写真」のように、今後クラブ員の中で自分のホームページ上で、合宿の写真・ビデオなどを載せる事が出来た場合、ハイパーリンクを貼って有効利用する事も考えて行きましょう。

来シーズンに向けて

1999年5月20日に行われたStaffによる反省会の内容を下記にまとめました。これを受けて、9月の総会で来シーズンの活動計画を発表できる様に準備します。

デモ合宿の輪を広げよう

年末の企画であったためにスケジュールが厳しく平日企画となり、しかも西暦2000年問題の対応で人数が集まらず、ぎりぎり企画となってしまった。それはそれとして、せっかく持ってるデモチャンネルを生かすために、他のクラブ・友人に積極的に声を掛けて参加人数を確保すべきであった。

指導料金など

クラブ指導員に対する指導料は今年度は予算が厳しいために見送ったが、来シーズンは指導員2名体制となるために、講習料金を明確にして徴収し、還元して行くように考える時期に来ている事を合意した。

ホームゲレンデと他のゲレンデ

尾瀬岩鞍をホームゲレンデとした月一回の合宿は、十分な評価が得られたと判断できる。来シーズンは合宿の合間に他スキー場を積極的に利用して行く方向を提案して行く。

講習など

半日講習・半日フリーなどの講習に変化を持たせる。

掲示板・ホームページなど

合宿合間にクラブ員を誘って個人ベースで行く告知をBBSを利用して行う事になっていたが、2・3件に留まってしまった。Shift勤務者のためにも、積極的に平日個人ベース練習会を呼びかけよう。

オフ企画

以下のシーズンオフ企画を行う事を大まかに決めた。6月17・18日涸沢登山、7月9日長瀞ラフティング、9月3日ザウストレーニング。

技術選にでよう

来シーズンは2・3名、SAT技術選にエントリーする。

準指受験候補

準指受験を希望する者はいるか?

来シーズンからの新入クラブ員候補

田中夫妻、林夫妻(1級)、竹田さん(1級)、若月さん(?)、青木さん(1級)、堂屋敷さん(1級)、渡辺さん(1級)、鈴木さん(?級)、清水さん(3級程度)、鷹野橋さん(1級)の12名。

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